image
試写会が当たったので「STAND BY ME ドラえもん」を観に行ってまいりました。

ドラえもんのいた日々のある人生を送ったのび太くんのお話。
きっかけ、出会い、そして。
良いお話をメインに、優しさやあたたかさが溢れていて、じんわりと心が暖まりました。

のび太くんの幸せな人生の手助けをするのがドラえもんなのよね。
いいように使われたり、ドタバタだったりしながらも、互いや他を思いやる気持ちを持った人たちの日々、人生。
友情があって、愛情があって。
そういう暖かさを切り取った作品で、子どもから大人になったのび太くんを見て、いろんな想いが溢れました。

自分の周囲や未来に迷惑をかけちゃうから今の自分が去るという選択肢を取るのび太くんに、じーん。
大人になって、子どもの頃の友だちだから、とドラえもんには会わないのび太くんに、じーん。
未来の自分を信じて願うのび太くんに、じーん。
互いに会えなくなることを寂しく感じる彼らに、じーん。

良かったです。

未来の信じられない機械が次々と出てくるドラえもんポケット。
子どもの生活の一瞬がちょっと変わる、でもとても夢のあること。
想像力とか未来への希望がドラえもんには詰まってる。

大人になって、いろいろ考えてしまうようになると、そういう夢というか願いは軽く持つもすぐに消そうとしちゃうようになっていて。

でも、見えない未来はこの先にあるわけで。
何が変わって、何が起こるかなんてわからない。
未来の自分を信じるのび太くんの姿には、涙が止まりませんでした。
あるかもあるかもあるかも…!

そして、あらゆることに立ち向かわねばならない人生だけど、のび太くんのようにこっそり誰か助けて!と大人も思っても良いよね、とふと。
立ち向かうべきところは立ち向かい、助けを求めてもいいところは求めてもいいよね。

CGになったドラえもんやのび太くんたちは、ちょっと見慣れた雰囲気と違って違和感あったけど、見ているうちに、これはこれ!と感じました。
表情がいいなあと。
口の形が変わってじわっと表情が変わったりすると、思わず同じ表情になってしまうような豊かさと深みが感じられました。

雰囲気そのものが違うのよね。
ドラえもんやのび太くん、その他みんなの心のなかがキレイに描かれていて。
これはこれで良かったです。