『LIFE!』を観に行ってまいりました。

久しぶり、2ヶ月半ぶりの映画館でした。
ここしばらく元気が見当たらなくて。
見たいものはいろいろあったけど、軽めで元気が出そうなものかな、と選んでみました。

『LIFE!』、ベン・ステイラーの作品。
どっちに転ぶかわからないけど、でもたぶん、映画の時間は楽しめるんじゃないかと。

空想に更けてばかりいる地味な男、仕事は雑誌の写真整理。ある時、大事なネガが見当たらず危機に。ネガを送ってきた写真家が知っているはず、と彼を探すために、空想の中だけだった冒険の旅に出る…。

うーん、良かったところと、ボンヤリとしていたところと、という感じでした。
もしこんな男にこんな転機があったら、彼の肩をポンポンかバシバシと叩いてあげたいね、という感じ。

旅でドラマチックな展開があるわけでもなく(すごい所を旅をしてはいる、映像はキレイだし疾走感がある)、うっすらコントな旅だし(ありえない状況に何度か吹いた)、主人公もなんとなく共感できるようなできないよう男な上にボンヤリと変化しているような気がするだけだし。

後味は良かったのです。
キレイに終わってておもしろかった。
なんだかちょっともったいなかったな、と思った作品でした。

ラストの展開には、純粋に、なるほどーそうかそうか、とウルウルしてしまいました。いや、ポロポロこぼれました。
一周回って、とても良いこと伝えてる気がする。
あなたはあなたの道を行け、かな。

ここに向かう道筋がなんとなくうまく流れてなかったなー、隙間が多すぎて登場人物の気持ちに乗りきれなかった。
キーパーソンなショーン・ペンがステキ過ぎたのに、彼のもろもろの設定は素晴らしかったのに。
ステキなおじさまだったのに。
もったいないなー。


(ネタバレバレでさらに。)


ヒーローになったり都合のよい展開になったりの空想をしては、まわりにボーッとしてばかりいると見られてる。
女性とも上手く喋れない向き合えない。
地味にコツコツ生きてきていて、旅行もしたことなく冒険心が足りないと言われる。

けれど、仕事はキチンとやってきた。

会社も雑誌も写真の仕事も愛している。
尊敬する写真家と、雑誌と、クビの危機に、どこにいるかわからない写真家を追いかけて初めて踏み出してみた男。

遠くに出掛け、酔っぱらいのヘリに乗りサメに教われ(ここはありえなさすぎたけど、面白すぎて吹いた。勘違いでヘリから海にドボンは最高に。噴火から逃げるのとかも。)、走ったりピンチになったり、世界の危険に立ち向かった。(長距離走ったり雪山ひとり登山したり、どれもあんな簡単なことじゃないはず、ってウソっぽくてちょっと冷めたけど。)
空想に負けないことをした。
空想が減ってしまったくらい。

そして、写真家に会えた。
写真家はなんだかちょっと変わった人だったけど、自分のことをよく分かってくれてる人で。
ちょっとした贈り物をくれていた。
この瞬間をカメラに邪魔されたくない、とユキヒョウの写真は撮らない。
出会えて良かった人。

そして、いろいろやってみて、なんとなく気づいたことがある。
行動はしたほうがいい、大事なことはカタチじゃなくてもちゃんと残っている、ということ。

写真家が一番いい写真が撮れた、休刊前の最後の表紙にと言っていたのは、それを作ってきた人の写真。
お父さんのピアノに固執しなくてもいいのではないか、好きな女性に話かけて誘ってみよう…。
空想だけで動けなかったところから、経験して結果が出て、動いてみようと思えるようになった。

『人生の真髄』とか、セリフが微妙に分かりづらかったけど、まあ人生の大事なところってどこなのよ、って考えたらどう?という感じなのかしら、と思いました。

うーん。ここでこんなシーンあったら!ってのに、引っ張られちゃって惜しい感じの作りなような気がしました。