image30日、キャラメルボックスのサマーツアー『雨と夢のあとに』をサンシャイン劇場で観てまいりました。

原作小説があって、ドラマ化にもなってた舞台の再演。
このお話はすごく好きだったので観たいなーと思っていて。
で、たまたまHPを観ていたら、一年以上キャラメルさんを見てない人のためのカムバックキャンペーンというのがあって。
見てません!て張り切って言うのもどうかと思いつつ…チケット予約をしてしまいました…。


優しいおとうさんと中学生の女の子のお話。
ストーリーを知ってるから、オープニングでステージ上に登場人物が出てくるだけで、この人は…といろんなことが思い出されてしまって。
まだストーリーは動いていないのに、一言ひとことに打たれ、涙がポロポロと止まらなくなりました。

それは最後まで続いて。
やっぱり好きなお話。
幸せいっぱいのハッピーなことばかりではなく、切ないツラいの方が多いんだけど、でもその中にはニッコリ微笑むような要素があって。
ツラいけど、ツラくない。そんなお話。

たくさん泣いてスッキリとした気分で劇場をあとにしました。
見に行って良かった。
【このお話大好き。何でこんなに泣けるの…雨ちゃんを想うからだろか、いなくなるってことを考えるからだろか、想いがあるとにだろか、別れるということを考えるからだろか。悲しいけど苦しくない。すてきだった。】

見終えた直後に書いた感想。
誰の何を思って涙が出るのだろうか…。

話もできるし触れることもできるけど、見えない聞こえない人がいて、あなた死んでますと言われること?

小さな娘がいるのに、まだ若くして死んでしまうこと?

たったひとりの家族が死んでしまうこと?

大好きな人が死んでしまうこと?

うまくやれば、今までと変わらないように過ごしていけるんじゃないかと思えてしまうこと?

こんなに愛してくれる人がいるいうこと?

いろんなことを想って観ていました。
舞台上の人たちのこと、そして自分自身のことも。

見えてるのに…!っていう一番大きなことに対する切ないけどそれだけじゃない気持ちを感じることだけでなく、きっと誰もがどこかで感じるであろう気持ちもこの中にはいっぱいだなあと。

何がいいのかワルいのかなんて無いんだろうな、と強く思うことのできるお話で、だからいろんな気持ちに涙が出てしまうんだろうと思います。

ステキ、と言っていいのかはわからないけれど、やっぱりいいお話でした。

キャラメルさんは、ぶわっとセリフを叫ぶというか吐き出してくる方たちなので、勢いに負けそうになることもあるけれど、こんな物語にグーっと引っ張られるのはそんな勢いがあるからかしら…。
今回もまた、引き込まれてしまいました。