本日は『カールじいさんの空飛ぶ家』を観に行ってまいりました。

いろんな気持ちが豊かに表現されたアニメーションは,たまらなくよかったです。
うれしさや悲しさだけでなく,怒ったり困ったりドキドキしたりと,キャラクターが生きていて。
セリフがなくても十分伝わる想いには,ぐっときました。
カラフルだけどうるささがなく,あたたかかった。

ストーリーはおじいさんの冒険物語なワケですが,カールとエリー二人の人生見ただけで,家が飛ぶまでだけで,もう満足。
子ども的にはそこからが物語のスタートだけど,大人的にはそこで終わってもよかったくらいでした。
セリフな描いた日々,何度も進んでは止まる夢。
特別な日々ではないのだけど,いつも二人でいる姿が,よかったです。

家がUPしてから,ぐるりと方向が変わって子ども作品。
あれで飛んじゃう時点でもうだけど,びっくらありえない事態や展開が目白押し。
無事かよっとか,鳥・・・犬・・・なんで・・・とか,ここで出るのかーしかもそんな展開かーとか。
ドキドキ笑えるノンストップな冒険物語。
キャラクターと絵で押した感ありましたが,そのキャラクターが愛らしかったので悪くなかったです。

そしてラストはしっかり大人的にもしめてあり,結果じんわりよい作品でした。
人生は,「それがいい」とか「それでいい」だけじゃなく,「それもいい」も見つけたい。
そんなふうに思いました。

同時上映の雲のお話もよかった。
ああいう発想はいいなあと素直に思います。