そういえば先週ですが,『火天の城』を観に行ってまいりました。

3年かけて建て1年半で焼失した(らしい。全然知らない。)信長の安土城を建てた人たちのお話。
いまいち物足りなさのある作品ではありましたが,職人や家族を通して見た築城ということで,汗と涙と血を流した日々の,人やお城の姿はなかなかおもしろかったです。

とんでもないことを言い出す信長という人に大工として向き合う親方,石や木について語る職人の姿もカッコイイ。
夏八木さん演じる石工の渋さはすごくよかったです。(だからその後のシーンは泣けた。)

それから妻も子もみんなで築城に携わるのも,なるほどなーとおもしろかった。
あんなものを建てるには,たくさんの人たちがやはり動くわけで。
木を立てたりいろいろと,たくさんの人手がかかったり,木も石も運ぶのはすごく大変なわけで。
そして工期3年だから,季節はめぐるわけで。
その地道さと,信長の城という作っているものの大きさが重なり,ため息がでそうでした。
ただ,うーん,キャラクターやシーンは生きてるのに,全体的なストーリーがいまいち浅い,薄い。
城と仕事と家族の物語ですが,史実もあるでしょうが,なんだか全てのエピソードが中途半端に感じました。
しかもおおーっとなるラストではなく,あっ終わったらしい・・・という感じで,いろんなシーンがすーっと消えていくようで・・・。

頭領の職人としての姿と夫・父親としての姿,涙は見せない妻の姿も良いものでしたのに・・・。
城に対する信長の大きさの撮り方もおもしろかったのに・・・。
いまいち物足りなかったです。
城が主役なのか何なのか。
木や石や城がすごく大きなものとして描かれてて,そっちメインだったのかな。
そこを中心とすると,すごくしっかりできてました。