そして今夜は『さまよう刃』を観に行ってまいりました。

人気作映画化!みたいな映画ばっかりやってて,つまらないなーと思いつつその中からこれを鑑賞。
原作が ひがしのけいご さんだそうで。
読んだことがない作家ですが,確かにうん,あの『容疑者Xの・・・』の匂いがしました。
重く堅い作品でした。
最後にズドンと胸に重りが落ちた。

娘を殺された父の行動。
勘の良い刑事の行動。
弱く見える普通の少年の行動。
それからそれから・・・。
社会的には全く正しくないけど,人間としてのひとつの答えがたくさんあり,苦しかったです。

「あの人に未来はない。」という一言が真っ暗にさせられます。
犯罪に関わってしまう人生は,ありかなしか。
考えてしまうなあ。
ヘイワだ,私は。

ラストの音まで,よくできたプロットだと思います。
おもしろいお話でした。

警察の動きがちょっと古臭い気がするのはちょっと残念ですが,まあ・・・。
それから,あの人の電話での告白が,このお話のキーなんだと思いますが,もうちょっとそこに向かう雰囲気があればよかったです。
伏線はよい感じですが,ちょっと迷走した。
全体的に浅かったように思います,それぞれの気持ちの見え方が。
そういう意味も含めて,重く堅く,静かな作品でした。

映画としてはまあまあか。
原作はおもしろいと思う!(読まないけど・・・。)