01bb1680.jpgアルバム出ました。聴いてます。来日もしてますなー。の人たちのお話はまた。
本日は名古屋,名鉄ホールへ『宮城野』を観に行ってまいりました。

バレエを引退されたばかりのお方と,大好きな安田顕さんの二人芝居。
先週ひとつ,どうしても気が乗らなくて諦めてしまった観劇があって今更ながら悔しいので,それも込みで本日はたっぷり安田さんを楽しんでまいりました。

ステージにいるカツラと着物姿であららーな絵師・矢太さんは,やはり大好きなあの安田さんで,嬉しかったです。
優しい雰囲気も,ダメさ加減も,飲みっぷりも,ゴメン!の感じとか,なんだかいろいろ安田さんな矢太さんで。
きっとこの役はまた違う感じでもイケるんだろうけど,安田さんは安田顕で作ってて,うん合うねーと思いました。
イイと思う。
矢太さんだけでなく,写楽を演るときの目力もよかった。
よだれ止まらず的な表情が。
ちなみに,ヤスダッタを久しぶりに見たばかりでしたので,バタバタと四つん這いちっくに荷物に駆け寄るシーンは,矢太さんじゃないなっと思ってしまいましたが。
それも含めて安田さんを堪能したということで。

お話自体もグッとくるものがあっておもしろかったです。
わかるなーっていうポイントがたくさんあって。
好きな人のためにっていう,宮城野も矢太さんもどっちも惹かれるものがあって。
こういうのはきらいじゃない。
むしろ好きです。

それなのになんだかちょっとステージ上の2人に感情移入しにくくて,セリフが次々と頭から飛んでいくような感覚がありました。
なんだろ。
セリフ量が多いんだろか。
2人の間が近く思えなかったからだろか。
単に自分の集中力の問題だろか。

安田さん寄りで見て,物語を頭の中で変換して,宮城野を自分なりに想像して頭の中に作っちゃって。
そんな見方をしてたせいかもしれません。
むー,2人芝居は苦手なのかも。

お話をわかった上で,も一度観たら違うのでしょか。
宮城野はどんな気持ちで矢太郎に向き合ってるのか,とか。
うーん。

でもこれもまた楽しい時間でした。
あ,赤い糸なセット,よかったです。
その演出も。