62b689e3.jpg本日は赤坂ACTシアターへ,地球ゴージャスの『星の大地に降る涙』を観に行ってまいりました。

反戦を描いた作品とのことでしたが,あまりに直球でちょっと驚いた。
ゴージャスさんは映像でも見たことがなく,完全にお初でして。
あの2人がつくるものとは・・・といろいろ想像してみたりしてましたが,なんだかそれ以上にわかりやすく直球ぶつけてくる作品だったように思います。

日本と北海道という土地,そして過去から現在へ。
「自分たちの身を守るためなんだ!」ではなく,「家族を作ろう!」。
こういうのを,力いっぱいやろうとするのが,ゴージャスさんなのかな。
こういうお話もたまには良い。
若いみうらはるまくんの,身体いっぱい使って出す直球さが,お話に合っていてよかったです。
演技も歌も動きもまだ・・・若いなあという感じでしたが,それがなかなかピッタリ合っていて,彼を上手に使ってるなあと。
上手くベテランさんの中に入れて使ってるのが良いです。
なんだかこれからも頑張れよ!と素直に思えました。

でもうーん,お話はちょっとやっぱり直球過ぎた。
クライマックスに,というか第2部がクドイ。
もうわかるから!いいから!と思ってしまうシーンがチラホラ。
生き死にを描き過ぎて,飽きてしまいました。
特に死に際のお芝居が長いのは苦手です。

反戦を訴えるには,言いたいことがいろいろあり過ぎた。
絞り込めてなかったんじゃないかなあと。
直球だけど,結局弱くなっちゃったかなと思いました。

でも北海道とか,星とか太陽とか,部族の設定とか,そういうのはよかった。
イイよね,といろんな意味で共感できたり感情移入できたりして。
それに,昨日見た舞台に繋がるアレにちょっと驚いて笑ったけど,悪くない展開。
共存だー!の曲とかも好きです。
太鼓の音はホントに響くのだ。

えーと,うーん,ミュージカルスターはいないミュージカル?
でも,皆さんなかなか身体を使ってて,見ごたえあって。
これもまたひとつ,おもしろいものを見せてくれる人たちかと。

ただ私はどうも合わない部分があった。
結局たぶんそこなんだろうけど・・・。
あんまり苦手な人はいないと思っているけど,2回目の「て」さんはやっぱりどうも合わないみたいで。
ほどほどならイイけど,いつまでもはなーと。
2人のやり取りは楽しく笑えたけど,彼ひとりにはあんまり笑えないかなーと。
コメディーがどうもダメみたいです。
むー。

そうそう,今回は音尾さん目当てでございました。(ぎりぎり,ラストくらいのプレイガイドの先行で迷った末のチケ取りだったけど。)
ここのところ何冊か読んだ小説に出て来る主人公みたいな役どころで,なんだかあっさり共感してしまい,すぐにイイ役じゃん!と思ってしまった・・・。
三浦くんとは違う意味で若々しさや強さのある役どころ,存在感でおもしろかったです。
なんだかとても音尾さんらしかった。(男前。強さとか優しさとか,カイジに見えるモノが音尾さんらしかった。)
そして,喉も身体能力もなかなか披露できたのでは。
飛んでたし,殺陣もちょっとあった。
馬のシーンも,武器を!のシーンも好きです。
おまめさん!

あ,昼前にエスカレーターですれ違うハプニングがございました。

ちなみに,すげぇ久しぶりの赤坂。
赤坂BLITZへ来てからどれくらい経ったかわからないけど,開けた場所になっておりました。
ACTシアターは見やすくて,よかったです。