昨夜は『ダウト〜あるカトリックの学校で〜』を観に行ってまいりました。

タイトルそのまま,カトリックの学校でのお話。
神父さんと校長のシスターと,若いシスターと,転校生と生徒たちと。
ひとつの出来事を前に戸惑う彼らを,厳しさと寛容さと,真実とそして嘘,いろんな位置から描いた作品でした。

派手さはなく,物語もむー・・・な感じだけど,それがまたおもしろかったです。
じわじわと後から泣けてきた,それぞれの登場人物の苦しさに。

カトリックやミサや神父の説教を聞くというものが,日常ではなく遠い位置にあることなので,彼らのホントや奥底にある信じるもののことはわかりません。
60年代のカトリックの学校というものも,よくわからない。
だけどただ厳しさのカタマリのように見えて,先生や生徒や親として,人間としてのいろんな想いが出て来るお話でした。

信仰もだいじにしてる。
でも自分自身の中から出て来るものとも戦っている。
シスターという立場は尚更難しいのかなあ。
ジレンマ。

なぜあんなに強く突き進もうとしてしまったのだろう。
ああしてまで自分がしたことは何だったのだろうと,ふと我にかえる。
でもそうすべきだったよね。
一方で,楽になりたいから見ないふりをする,納得する。
自分自身と他人の両方を想っていろんなコトをするのは難しいです。
そういうジレンマがぽろぽろとこぼれ,切なく苦しくなる作品でした。