昨日は『オーストラリア』を観に行ってまいりました。

世界を見れば,もちろんいろんな国や人がいて,いろんな歴史がある。
これはその中のひとつではあるけれど,ちゃんとそれ全部を大切にしようとする人たちが作った感のある作品で。
いろんな面から見れるように描かれていて,ちょっと戸惑ったけど,それはそれで良かったです。

そこに住むひとと,そこへ入ってくるひとと,そこにやってきたひと。
誰が善で誰が悪とは,簡単には言い切れない。
簡単なことじゃない。
そんな中で、肌の色や流れる血の元という民族なんかの違いや,ひとりひとりの人間の行き方や考え方の違い,時代,その土地で生きるということを描いていました。

ちょっとだけ,真っ直ぐなサラを見ているのがイヤになる。
ちょっとだけ,逃げたりとらわれているドローヴァーを見ているのがイヤになる。
少なからずみんな自分がカワイイ,自分を大事に守っているところがあって。
それはもちろん人間らしくて当然なワケだけど,自分自身を映しているようでイヤになる。
だけどその中からちょっとだけ足を出そうとする姿があって,グッと来る。

自分を貫くのもイイし,自分が生きやすいように他人を想うのもイイと思う。
大切にしつつ,「そんなコト言わないでー。」とちょっとだけ冒険するのもイイんじゃないかなあなんて思う。
そんなことを考えました。

全体的になんとなく,もうちょっとひとつひとつを丁寧に描いたらよかったんじゃ・・・と,CGのチープさやラブストーリーのムリヤリ感なんかから感じてしまい,あれで3時間もあったことに驚きですが,まあ描こうとしたことはおもしろかったので良かったかなと。

ニコール・キッドマンがなんだかとてもかわいらしくて。
目の前のタイヘンな光景になんとも言えない声を出しているのとか,ワルモノに向かってく表情とか,ピシッと伸びた背筋とか・・・。
良かった。

それから,砂漠や農場,1500頭の牛,そしてそこに立つおじいさん・・・。
大きなスクリーンで観るにはとても見ごたえのあるものでした。
このそのままなタイトルもありかと。