a07003af.jpg本日は,PARCO劇場へ『グッドナイト スリイプタイト』を観に行ってまいりました。

とある夫婦の寝室を舞台にしたお芝居。
ちと,オトナな作品でした。
でも重過ぎず,暗過ぎず。
ため息つきつつも,クスッと笑ってしまうような感じ。
なかなかおもしろかったです。

夫婦経験は無いし,人生の経験もまだ浅いので,ふーん・・・と思ったりもしながら観ておりました。
きっと年齢やそれぞれの人生によって,ここから感じるモノの強さや深さは違うんだろうなあ・・・と思ったり。
でも。
だからわからないという話ではなくて。
2人のそれぞれの人生や想いはすごく伝わった。
寝室の雰囲気もなんだかわかる。
女としては,ホント男って・・・って思ったり。
でもどちらのコトもわかるし,わかりたくないとも思ったり。

人それぞれだし,男女それぞれだし,違うところもあるだろうし,同じところもたくさんある。
環境や人で道はみんな違うけど,発する言葉や想い,うまくいくこと,うまくできないこととか,みんな似ていて共感できることがいっぱいある。
そんなわけで,誰でも,あー・・・と何か感じられるお話ではないかと。

それから,全く同じ経験していて,記憶に残ってることは全然違うっていうのも,こうやって見ると切なくおもしろかったです。
それを積み重ねる夫婦,人生。
困るなあ・・・だけどしかたないんだよねー・・・っていうのが,なんだか感じられて。
希望や自分の想いばかりでは進まないけど,だからってそれが全部悪いんでもないのですなあ。
ネガティブな事態の中にじんわりと,切なさとあたたかさがあるお話でした。

戸田さんがめちゃめちゃかわいらしくて。
その姿に惹かれるうちにお話の流れにもうっかり乗せられてっちゃって。
あの人すごいわ!
変化のある人をとてもよく見せてくれました。
笑ったしウルッともきた。

演出もちょっとしたシカケがイイ味を出していました。
生演奏の音付きとか。
「管鍵"楽団?!」,使い方がよかったです。
それから三谷さんの「声」もよかったなあ。

単調にならないようにか,いろんな工夫がしてあって。
でもちゃんと2人に入り込めて。
役者さんの力の強い良い作品でした。