昨夜,『ブラインドネス』を観に行ってまいりました。

決して,シンプルではない作品。
(ストーリーは,シンプルです。)
見ていて,おもしろいのか,おもしろくないのかはわからなかった。
だけど,見入ってしまったのは確かで。
そして,エンドロールを見ているうちに,なんだかだんだん涙が溢れてきてしまいました。
じわじわと,いろんな想いが溢れてきました。
そして,この作品はおもしろかったです。
見えないコト,見えるコト,人を想うコト,自分を想うコト,生きるコト,未来を考えるコト・・・いろんなコトを見ているこちら側それぞれに,それぞれなりに感じるようにぶつけられている作品でした。

あの人はあの時,何を考えてたんだろう。

いろんな人が出て来ます。
でも誰かが泣きわめいたり,朗々と主張をしたり,ヒーロー面したりはしない。
とんでもない事態の中で,それぞれがそれぞれに信じたり想ったり考えたり,そして,考えなくなったりしながら生きている。
自分の中にためている。

共通してあるのは,恐れ。
恐れの種類は違うけど,そのどれもが痛々しい。
自分はそのうちの誰かになるかもしれないし,ならないかもしれない。

でも。
なかなか感情移入まではできない。
どうも離れたところから傍観しているようになっていて。
ボーッと観てしまいました。

で,あとからじわじわ来る。
なんだか,あとから来るのです。

何が良くて何が嫌で何が怖いのか。
見えない怖さは何なのか。
見えてしまう怖さは何なのか。
わからない。
わからないけど,なんだか涙が溢れてきます。
怖いコトもあるし,良いコトもある・・・ということかな。
そういうコトを,じんわりと後から感じる作品でした。

見えるだけに,見えるモノを信じて生きてしまうんだなーというのは凄くわかった。
真っ暗闇はドキドキしたもの・・・。

ちなみに・・・名前がね,無いんですね。