2dd86234.jpg先週水曜日,大阪厚生年金会館へ新感線☆RX『五右衛門ロック』を観に行ってまいりました。

すごかった。
もう驚きのロックミュージカルで。
その迫力とド派手さにヤられた。
3時間があっという間の楽しい楽しいお芝居でした。
なんだあれー!

わかりやすいお話で,キャラも立ってて,どの場もどの役者さんも目を奪われる。
その中でばんばん入ってくる音楽もちゃんと意味を持ってて,言葉や感情を表してる。
笑えたり泣けたり,お芝居としてのおもしろさはもちろんあった。
でも,その感情を超えるような勢いをステージからぶつけられた気がする。
ただただそのエネルギーにヤられた,楽しい,という時間を過ごしました。

以下,覚え書き。
・オープニングのアレは何だったんだ。小ネタだ。よくわからないキス・・・。
でもあれはほんのお遊びにぎなかったー。そういう小ネタ的なものも,もちろんちょこちょこあったけど,そこに頼らないおもしろさもその後にたくさん詰まっていた。

・左右の花道上あたりにバンドが。すげぇよ。生バンド!カワイイ歌もあったけど,ほとんどがロック。ガンガンで歌って踊ってて。ブロードウェイ・ミュージカルとは違う勢いと派手さに驚いた。

・最初のお竜の登場から衝撃。♪あいがあるんじゃな〜い!五右衛門ロックは耳に残る。♪ごえもんろ〜っく!ここだけで,これ楽しいなーと満足。

・ロックは趣味じゃないけど,こうやって生で聴くとテンション上がる。ビリビリと身体に響く音に。足元から来る音の振動に。

・お芝居の内容もイイよー。石川五右衛門一家の,お宝をめぐるとある事件みたいな。いきなり日本じゃなくなってるし!海へ出ちゃったー。島かよー。ちょっと困った。

・でも大丈夫だった。北大路欣也という人のピリッと締まるおっきな役にはちょっとヤバイと思ったけど,五右衛門vs左門字さんの図が繋がっててホッとした。
島は変われど,全体の雰囲気もちゃんと繋がってた。それも音楽のちから?

・ド派手で貫禄ある五右衛門に笑う。すごいよ,あの存在感は。貫禄あるけど,おもしろい雰囲気が漂ってるのが好きだ。

・主役だけど,イイ位置にいる五右衛門。ゆるいんだけど,やるときゃやる。でもまっすぐ走る感じでもない。なんともいえない不思議なキャラだった。古田新太だった。

・左門字さんもイイ。あの人もステージで映える。五右衛門とは似ているようでちょっと違う雰囲気が良かった。ヒョロッとしたギター侍(笑)2人が並ぶと違和感あるけど,そっくりのキャラで全然違うのが。ふら〜っとしているけど,でもやるときはやる!みたいな。

・江口洋介ショーみたいになってたけど,あれも楽しめたー。

・どんどん出てくる派手な役者さんたち。お竜さんは,細かったー。キャーキャー言ってた,よく叫んでた。自分が一番な強い女は好き。一歩も下がる気が無いところが好き。

・ペドロさんは,どうしようかと思った。止まらないんじゃないかってくらい動く。ムダに走る・踊る男。へんなやつー。ちょっと苦笑になっちゃうけど,目が離せない。顔だけでなく濃くてくどい存在。やりたいだけ,やれるだけ動きなさいよ!って感じだ。かわいい悪者なところがイイ。

・なんか,いや〜なヤツが出てこないお芝居。ヒーローも悪者もいたけど,それは立場の問題で,ただただ黒い人は出てこない。みんな生きてるって感じだ。でも決してぬるいワケじゃないよ。

・はしもとじゅんが出てくる頃には,もう,わーわーまだおもしろい人いたわぁと笑うしかなかった。そしてやっぱりおもしろいよ,はしもとじゅん。シュザクとのコンビは癒された。ちっちゃい〜♪

・粟根さんはいつどんな場でも!という感じのいつもどおりの存在で。後ろを支える存在感。高田聖子さんのかわいい女も。

・インガは笑ったー。似合わない仮面!黒板!惚!恋!

・森山未來には驚いた。昔やってた青春系のドラマひとつしか知らなかったのだけど,なかなかすごいエネルギーがあった。あれだけの人たちの中での王子様だったけど,若い男の子だったけど,表情とか歌とか力があったし,何より動く人だった。すげぇぜ,踊れる男。花道でぶら下がってた。

・タップもなかなか。あと,おとーさんとの対峙もよかったなー・・・。

・クガイ!奴の目的は違うんだ・・・ってあたりから,やりきって去っていくところまで,グッときた。そこにぶつかる息子も,すがりつく感じじゃないけど,離れた位置から父親を求めるその押さえた感じがよかった。

・塩かー・・・ってあたりの物語が動くところがゾクゾクするんだ。でっかい話だった。

・ホッタル族はかわいかったけど,泣けたー。多くは語られないけど,みたいな見せ方が良かった。あぁ!っていうのを感じて,グッときた。もうダメなんだっていう。でもあれって,誰も島に来なかったらよかったのよねぇ・・・。

・話が見えるとかそういうことじゃないんだけど,わかりやすい話のつくりはイイなあと思う。観ている方も気持ちが付いて行ける。持って行くオチも,適度に押さえた感じでイイなあ。ムリヤリ笑わせようとか泣かせようとかさせられない,ベタなシーンが少ないお芝居だった。

・なかなか,すごいな。・しかも,そこにロック・ミュージカルも盛り込むんだもの。

・一幕とニ幕のつくりも良かった。とにかく前へ前へと進み,派手に話を広げて盛り上げる一幕。それをひとつひとつ収めながら,グーッと来る結末に向けるニ幕。そこにロックを挟んでっていう。

・とにかくいろんな部分をまとめて,楽しかったのだ。

・全てが派手。でっかいステージ,生バンド,派手な衣装に演出に,ひとりひとりが派手な役者さんたち。観ていて飽きないステージだった。

・そういえば,セット転換の一部を役者がやってた。動かしたり持ってたり。音楽に合わせてステージ全体が動いている感じで,それもエネルギーのひとつだったかも。

・島が沈むとき,ステージだけじゃなくて会場全体が揺れる感じでドキドキした・・・。

・3時間があっという間だった。2時間以内で終わるお芝居が好きだけど,3時間は長すぎると思うけど,これならイイやー。

・おもしろい!って言葉でしか言えないけど,今回のおもしろい!はまたいつもとは違う。ハコ全体を飲み込むステージからのエネルギーがおもしろかった。

・ラスト,カーテンコールを前にして,客席総立ちは凄かった。そして五右衛門さんの派手なパフォーマンス。高下駄で,水噴いて,でっかい中指立ててたー!ラストにお竜さんもー。