5dd7116c.jpg10日の話。
あの日は『SISTERS』だけじゃなくて,もう一本観劇してました。
三軒茶屋シアタートラムにて,ペンギンプルペイルパイルズの『審判員は来なかった』を。

カタカナの名前の人たちばかり出てきたり,ひとり4役なんてやってて・・・と複雑そうでしたが,見ているとこれがなかなかわかりやすい。
濃い役者さんとキャラと小さなハコで,セットや衣装もガラッと変わったりしてたので,わかりやすく。
さらに話はうまーく繋がってて,非常に見やすいお話でした。

笑えて楽しくドタバタしててコントちっくで。
でもちょっと社会的なお話で。
おもしろかったです。

役者はステキな人たちがいっぱいで。
しかもなんだか皆さん,声の大きさとか存在感とかテンションの高さとかが似ていて,ステージ上の雰囲気がよかった。
この中にいる片桐仁がとても好きだなあと思ったり。

胸を打たれたとか心や記憶に残るとか,そういうタイプでもなく,でもバカバカしいワケでもない,観て気持ち良く楽しい時間が過ごせるお芝居でした。

以下,覚え書き。
・小さなハコでワクワク。ステージが近いのなー。なかなか見やすい。

・バタバタとステージを走ったり,声やいろんな音が響くハコ。「体感」ちっくで楽しい。

・まわり舞台。階段の使い方がよかったなあ。役者さんは大変だろうけど,セットの転換や高さは飽きなくてイイと思う。

・小道具もたくさんあって,小さいけど凝ったステージで。ワインとか皿とか,メモとか上着とか危険物とか・・・。いろいろ出て来て楽しかった。

・冒頭のリボンはおもしろいわ!その流れで登場する人が好き。

・というワケで,片桐仁だ。今年3回目の片桐仁。(4回目も行く。5回目も行けるかも。)今回は,見ていて安心する雰囲気だった。回りも同じテンション。やっちゃっても浮かない,受けてもらえる感じが強くて。なんだかよかった。純粋に笑えてホッとするという意味で。

・そして,やはり同じ匂いのぼくもとさきこさん。セリフを言った後に漂う雰囲気が片桐仁と似ていて,心地良い。相手の受け方で消えちゃいそうな感じとか。

・パリエロ?カタカナが聞き取りづらいのは自分の脳の問題か,ちょっと悩む。初耳なカタカナって,ホントに耳を通り過ぎてイヤだ。

・でもあんまりそれを気にしなくていいお話で。誰の話をしてるのかわかりやすいとかねー。キレイな脚本だった。

・バタバタ具合いにノりながらも,お話も楽しめた。

・なんだか,出てくる人たち皆に共感できてしまうお話。仕事や立場や状況はそれぞれ違うし,自分とは遠いところにいるような人たちだけど,ちょっと弱かったり,でも強がろうとしたり,人間臭くいところが皆同じで。自分がその人だったら,わかるなー!という感じ。それがイヤな気持ちにはならなくて,でもちょっと哀しかったりはして。登場人物ひとりひとりを優しく描いているなあと思った。どの人も好きだ。手を握って,ガンバロと声を掛け合いたい。

・話の展開も,悲しいこともあるけどそれでズドンと落としたりして,心が掻き乱されないのもよかった。でもそれがぬるいワケじゃなくてちゃんと描いていた。そして自分の近いところで終結してるから,イイのだ。

・カーテンコール。何度目かでお話。ヅラ取っちゃてたらしく慌てて出てくる人たち。出てきて拍手が止んじゃって,「話をするつもりじゃなかったんですけど・・・。」そわそわ感がかわいらしい。玉置さんの着替えが18回もあるそうだ。