4a6b6e41.jpg新宿にあるシアターサンモールに,東京セレソンデラックスの『夕−ゆう−』を観に行ってまいりました。

よかった。
イイものを観た。
おもしろかった!って大きな声で言いたいくらい。

泣きましたなー。
切なくて切なくて,ぎゅーっと胸が締め付けられる。
でも悲しいとはちょっと違う。
悲しいもあるけど,何かもっといろんな想いが込み上げてくる。
笑ったおもしろさとかも混じってたり,涙の向きもひとつじゃなかったり。
優しさとか暖かさとか懐かしい感じとか,いろいろあったり。
胸に響くお芝居でした。

イイお話だったー!とやっぱり大きな声で言いたい。

以下,ちょっとネタバレしながら覚え書き。
・開演前の諸注意もプチお芝居だった。これイイですなあ。電源を切りましょうとかお喋りはしないとか,よくある注意を,お芝居見に来たじいちゃんと孫の開演前のやり取りで。
ケータイのマナーモードが意外に響くってこととか,ちゃんと伝えててうんうんと拍手したい。まあ,ああまで言わないといけないってのも悲しい話だが・・・。

・セットが,食堂ってのが何ともイイ。セットチェンジなくて,あの場をどう使うんだろう?どういう話なんだろう?って思ったら,何ともうまいのなー。あんなにイイお話になるなんて・・・。いろんな人の出入りが何気なくうまくて,おお!と。

・気付けば舞台にぐーっと引き込まれてた。それがかなり早かった。最初の窓の外からドーン!てので,もう捕まってた気がする。あっ好きだ!って思った。

・音楽をたくさん使うとこみたい。なかなかイイ。

・そして,キャラの濃い役者さんが続々登場。おもしろい!

・小さいハコだから,客の笑い声が響く。そして,つられる。笑いがつられるのは悪いコトじゃないが,なんとなく,何でも笑おうって人がわりといた気がした。笑いが起こるのが早過ぎると感じることがあった。

・でもおもしろいのはおもしろい。あの3兄弟はもちろん,坂田くん登場の長いシーンはいつまでも観ていたかった。笑った。いろんなタイミングが絶妙だった。

・笑いと言えば・・・十分おもしろいとこあるんだから,キンちゃんたちの名前のギャグはいらなくないか?ケロンパとか知っててよかった。

・でもおニャン子は知らん。歌なんて知らん。ちょっと歌が始まったときは寂しかった。

・でもおもしろかったからイイか。

・前半はひたすら笑わされ。後半は,それを無駄にしないように泣かされる。また好きだなあ!と思う。

・ふと,誰か死んだんだ・・・と思い出すのがすごい。もっちゃんと夕ちゃんが再会して仲良く喋ってたなあっていろいろ考えてるところに,ふとそれが思い出される。

・ハマってる,私・・・!で,気付いてしまう時が来る。ウマイじゃない!!夕ちゃんがすごく泣いていたのも思い出したり。

・ラスト,「こんにちは!」って始まった時は何かと思ったけど,ああっ!と気付いてうれしい。あの高校時代に戻るのねぇ。

・そういうところの,こっちがハッとするシーンがいっぱいあるの,好きです。たくさんあったなあ。

・それがまたちょっとずつ来て,ワーッと泣いてしまうのですな。もうあとは号泣でした。

・席を立てず,震える手でアンケートを書きました。

・で!

・お芝居終わって出たらさ,出演者がみんなロビーにいるわけさ。動揺した。こういうお芝居だったから,参った。顔を見たらまたボロボロと泣きそうになり,困った。

・劇場出て,涙堪えるのに必死。こんなに泣くなら,これは家とかでひとりで観たかったと,ふと思ったり。

・でもやっぱり,生がイイのよ。

・セレソンは別のがドラマになってたなあ。見てないけど,うーん,例えばこれが映像化されたら,また全然違うモノになっちゃう気がする。舞台があの食堂だけってのがイイわけでさ,見えないシーンがいっぱいあるのがイイわけで。観てる方がいろいろ感じるのがイイわけさ。

・何だかまとめられないけど,とにかくいろいろよかった。もっかい観たい作品ですな。

・あー・・・。一応,想いを伝えられない,1番好きなひととは結ばれないひとたちのお話ってコトでいいのかな。

・ただ,やっぱり言わなきゃ!とか嫌なメッセージがなくてよかった。

・言えないっていっぱいあるよ。そんなにみんな強くない。タイミングとか,なんとなくとか。

・東京に行って役者やホストになったマサヤくんの,「一回行ったら・・・」って話もよかった。そういうコトなのさ。いろいろあるんだ。

・それでも,少しでもって思いながらみんな生きてるのなー。わかるだけに泣けるのだな。
だから切ないのだ。