『ザ・マジックアワー』を観に行ってまいりました。

しばらく映画館から遠ざかっていたのもあって,先日知ったばかりのこの作品。
観逃さなくて良かった。
わかりやすく,楽しく笑って,ほんのり切ないドラマにちょっとグッときて。
心地良いコメディーで,気軽な気持ちで観れて笑えて,おもしろかったです。
どこから,どの部分から生まれた発想なんだろう。
幻のスナイパーに,そいつを探す男たち,映画俳優たち。
ああいう世界観,いろんなコトや人の繋げ方。
それがすっと成立しちゃってて,すごいなあと思いつつもその世界に惹き込まれます。

これで半分くらいかなあとか,どこへ向かっているんだろうとか,この先はこうなるのかなあとか,ふと我に返って余計なことを考えている暇なく。
飽きずに,このままずっと観ていたいと思う作品でした。

登場人物が,なんだかみんな緩い感じが観ていて楽なのですなあ。
人間だからそれぞれいろいろあるだろうけど,その辺の深い部分はあんまり感じさせていなくて,ふわふわ〜っとしている。
観ている方の胸を指される感じが出てこない。
だからといって,浅いワケでもないし,キャラはしっかりある。

で,騙し騙され勘違いしながら,それぞれの都合のイイように,流されていく。
ありえないだろーってなコトも多々あるけど,都合良いというよりも,ハードなお話じゃないんだからこれもありなんだと思えてしまう。
観ている方は,くすくすと彼らの様子をのぞき見る感じで楽しかったです。

でもちょっとグッとくるシーンもさりげなくあって。
村木さんの,一貫して映画にこだわる姿なんて,時々ふとくるものがあるのですなあ。
ラッシュのシーンや,本物さんのシーンは泣けました。
じんわりと心地良いものを感じられる。
佐藤浩市がこういう役ってのがイイですな。
全体にこのヒトの色が溢れている感じでした。

全体通して大きな波が少ないお話。
それも心地良い。

後半グワーッと盛り上がっちゃって,メインのシーンがあって,そこを乗り切ったらなんとなく集結していくような感じでもなく。(スナイパーの落とし方とか,あんな感じでねえ・・・。)
なんだかじわじわと最初から最後までしていて,雰囲気は大きく揺れなくて。
でもどれも見逃せない。
おもしろさをひとつひとつ挙げたらキリがないほど,見どころにできるところは満載でした。
出てくる俳優の多さだけでなく,そのキャラ,シーン,セリフ,セット,事件・・・。
ああいろいろ思い出す。

また観たいですな。
ひとつひとつ,ツボどころを拾って感想を書きたい。
それにまだよくよくわかっていない,もしくはピンときていないこの作品のおもしろさがあるはずだ。

カーーット!!
ふふ。