『L change the world』を観に行ってまいりました。
久々のリピート鑑賞です。(⇒1回目の感想はこちら

うん,やっぱりおもしろいのなあ,Lは。

今回の感想は思ったコトをとりとめなく,で。
2回目なので,あのシーンはやっぱりおもしろい!とかあの表情がイイ!とか,そんな感じの感想のみです。
このお話ってLじゃなかったら,この世界観の中のコトじゃなかったら,そんなにおもしろくないんだろうなあ。
Lという人がいて,月とか天才とかがいて,「世界丸ごとをどうかしようとする・・・」という考え方やDEATH NOTEの存在があって。
そういうコト前提で動かしておもしろいお話。
もちろん,『DEATH NOTE』というお話も必要で・・・。

うーん,よくわからなくなってきたが,まあ『L change the world』はおもしろいのだ。
そして,深くいろんなコトを突っ込んではいけないのも,この作品だと思います。
すぐ粗が気になってしまうのはよくないのだなあ。
そんなのあるに決まってるじゃないか。
ただそれが,その鑑賞時間の楽しさを妨げるほど気になるモノだったらダメなんだろうが,まあイイかと思える程度のものなら,まあイイのだ。
と,最近よく思う。

Lの場合は描かれない部分が多い。
何に書いてあったか忘れたけど,Lが髭を剃るシーンは描かれない。
そういうモノ。
髭というか,更衣もお風呂もトイレも,生活感みたいなモノは見えない。

お菓子は食う。
あと,眠る。

それで,イイ。
いろいろその間にあるのだよ。
でも描かないんだよ。
イイんだ,そんなコトは。

でも,そのLが主役だからといって,Lの居場所が異世界の話とまでぶっ飛んでないのがイイですな。
横を自転車で走りぬけて行きそうな・・・。

Lのいろんな表情が見られて。
わりとフツーのLが見られる。
そしてちょっと愛らしい。
そんな描き方が良いのです。

お父さんを思い出して泣きだしちゃったマキちゃんに,串刺しお菓子を差しだすシーンは好きです。
背中に隠して喜んでもらおうと出す。
だけど首を振られて,「違うみたいだ・・・」と引っ込める姿が良いです。
同じように,川でマキちゃんに寄りかかられて,戸惑ってるのもイイなあ。

猫背とうつむきと長い髪の毛に隠されて,なかなか見えないLの表情がよく見えて。
ますます好きになるのです。

そう言えば,わりとサラッと見てしまっていた最初のシーン。
ワタリに「辞めたいと思ったことは?」と聞かれて「これしかない」と答えたり,ナオミに「高みの見物」と言われて「一緒に戦っているつもり」と答えたり,自ら名前を書いて「大きな悪を止めるための小さな犠牲」と答えたり・・・。
なかなか切ない。
それを聞いているワタリはもっと切なかっただろうなあ。
ワタリにはもっと生きて欲しかった。

そしてLも。
ラストの「この世界を生きてみたくなった」というセリフがそれを救います。
・・・でもあれはセリフなしでも良かったかも。
ちょっと笑ったあの表情だけで十分です。

ニアくんにマキちゃんに,松戸さんに駿河さん,Lが信頼している人たちとのシーンは好きです。
屋上のお菓子を広げたシーンは,結局最初で最後の晩餐かな。
お母さんマキちゃんに促されて手を合わせるLと,それをチラッと見て同じようにするニア。
このニアがチラッと,ホントにチラッと見るのが良いです。
駿河さんは相変わらずコントになっちゃってるけど,Lとのキャラの差がおもしろい。

松戸さんとLが話すシーンは,なんだかとにかく好き。
最初の,マキちゃんを連れまわしたコトを怒鳴られバンバン叩かれてるのに表情を変えないL。
松戸さんに,ひとこと「目の前の命を救いたい」と言うのは,凄く説得力がある。

凄く和むとか,大事なシーンだとか,そうでもないとか。
そういうコトとは違うんだけど,なんだか見られて嬉しいシーン。
この作品はそんなシーンがたくさん,かなあ。

たくさんの書類を積み上げてお仕事を片付けていくのとか,隠し扉とか,移動車のボタンひとつでパソコンやらなにやらが出てくるのとか,Lらしいシーンだっておもしろい。
それプラス。

・・・Lが出てればそれでイイみたいになってきたけど,いやそれはLのキャラクターがちゃんとしてて,でその周りにいるヒトたちもお話もそれなりにイイ形で絡んで繋がってるからこそだと思います。

というワケで,とにかくおもしろいのだ。