4eedb0e3.jpg掛川へお出かけしてまいりました。

浜松から東へ30分。
掛川と言えば,山内一豊が入ったお城,掛川城。

まあ,ちょっと御殿でも見ようかな,と夜の試写会までの時間つぶしにお出かけしてまいりました。
4eedb0e3.jpg城の歴史は特に興味はありません。
ただお城に登るのが,おもしろい。

なんとも言えない建物の形,意外に狭く地味な内部,急な階段,そして見晴らしの良さ。

こんなに立派な建物たてて。
高いところから周りを見て。
敵が来るのを迎え撃ったり,篭城したり。

そんな人たちもいたのだなあと,ただ想う。
それだけです。

石垣のすぐ横を歩くのですが,見上げるとホントにでかいのなあ。


4eedb0e3.jpg掛川城は,御殿もあります。
ここが特に好きです。

玄関,土間,控え室,謁見する間,執務室,それぞれの役職を持った人たちの部屋・・・。
掛川御殿は,「藩の公的式典の場,藩主の公邸,藩内の政務をつかさどる役所という3つの機能を合わせもった施設」だそうで。
いろいろな部屋があります。

そして,廊下を歩いて部屋を見ていくというのではなく,御殿内を自由に歩けます。

部屋に入って,襖を開けて隣の部屋へ抜けたり,廊下に出たり。
こっちに抜け出たり,あっちに出てみたり。(ほとんど人がいないからできるのですが。)
そして,部屋の隅に座ってみたり。

ちょっとそこに住んでる気分。
ここで藩主が人に会っている間,裏では控えている人がいたりお仕事している人がいたり・・・なんて,映像で見たことのある光景を思い描いたり。

この時期はさっむいのですが,それもまたいろいろ想う。
畳の部屋は良いけれど,板張りだったり日が当たらない場所はホントに寒いのです。

展示物も少し。
大名行列が再現されていて。
ズラリと百人以上の人が並んでいます。
ホントに行列なのですなあ・・・。
これもなんだか見ていて楽しい。

おもしろい場所です。
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それから二の丸美術館てのも併設されております。
今は,元東大寺の管長だった僧侶・清水公照さんの絵や泥仏作品が展示されていて。
やわらかい雰囲気の書画がたくさんです。

「ひと ことごとく たのしむ」
そんな言葉があるそうで。

楽しくない人との時間もあるけど,それがあるからそのあと楽しい時間が持てるのだ,と。
「やっぱりコレは楽しいなあ」と思えるのは,楽しくないモノを知っているからなのですな。