金曜22時『エジソンの母』っていうドラマ。
最初のシーンがノーベル賞授賞式のシーンなんですが,安田さんが出ておりました。
いきなりの登場で,しかも大人になったエジソンくん役。
衝撃のドラマ出演に,また笑ってしまった。(⇒公式サイト>現場レポート 7watt


で,安田さんつながりでTEAM NACSのSOLO PROJECT『GHOOOOOST!!』を。
先日書いた『アルプス』の人,戸次さんの昨年の作品です。

舞台は,とある会社の社長のお葬式。
この社長が飲酒運転で起こした交通事故に巻き込まれて亡くなった人のうち,身寄りの無い人も一緒の合同葬儀。
舞台に登場するのは,その幽霊たち。

巻き込まれた犠牲者3人に謝るしかない社長。
それぞれの素性を語り合う幽霊たち。(どうやらただ者じゃない様子・・・。)

そこへ,社長が事故を起こしてしまった社のイメージをどうにかしようと奮闘する喪主の息子が登場する。

幽霊VS幽霊,生きている人VS幽霊,それから。
揉め続ける人々のコメディ。
ただ幽霊たちの会話を楽しむかと思いきや,「え〜〜〜・・・っ(笑)」ていう小ネタが溢れてて。
実は・・・実は・・・がいろいろあり。
幽霊それぞれの素性を笑い,その素性のせいで妙なトラブル発生。
さらには,社長と会社の今後をあーだこーだと心配したり。

息子の存在により,ちと重い話にもなります。
幽霊ひとりを巡っての揉め事も起こったりして。
あ〜キットさん!のシーンでは,ちょっと泣きそうになりました。
だけど,残りの幽霊がおもしろ(変)過ぎて,楽しいコメディに。
これまた「え〜〜〜・・・っ(笑)」ていう展開が。

幽霊さんのキャラがありえない展開を生み,切ない話になりそうなのにさらにありえない形でコメディになっちゃって。
思わず吹き出しちゃうゆるゆるなドタバタが楽しいです。

残された者・葬儀をやる方は大変だけど,大事故のお葬式の裏側が実はこんなんだったら,こんな幽霊たちがいたら,なんだか笑っちゃうわーねーっていうお話です。
いやいや,それぞれ幽霊さんたちはマジメに話をしてはいますが,ね。

それから,亡くなったひとに聞きたいことっていっぱいあるのよねーっていうのもあるのかも。
後から足したと言っていましたか,ちょっと切ない母と子,そしてお父さんとのお話もあって。
息子が悪い子なんじゃなくて,それはただお互いの気持ちと誤解とが混じって,人間らしい問題なのだなあ。

突然の事故だった。
でもその後があった。
その後の幽霊という存在のおかげで,ちょっとだけそれぞれが救われそう。

ラストはウルッときました。
感動という気持ちとはまたちょっと違う,ああそういうのもイイねっていう笑顔で涙。
『アルプス』もそうだけど,SFをこういう風に今の自分たちの現実に繋げて行く書いた人のSF頭,また違うものを観てみたいです。
おもしろい。

かなりSFとかファンタジー要素も入っていますが,壮大な物語なわけでもなく。
ちょっとしたお話。
観終わったあと,すっきりほんわかとした気持ちになる作品です。

キャストの皆さんが,これまたそんな感じの人たちの集まりだったってのもあるかな。
音尾さんに二瓶さんに・・・。


最後にちょっとだけ・・・。
セットのバックに大きなスクリーンがあって。
たぶん一番はキットさんのシーンで必要なスクリーンなのかもしれないのですが,その前に場面転換でちょっと流れた「ちょっと浮いた」は爆笑しました。

でもそれを含めたセットが,ちとなあ。
葬儀場だから派手なのはおかしいけど,衣装とかも含めて全体的にぼんやりした印象。
じゃあどういうのがイイのかなんて言えないけど。

ブルーが基調だからかなあ。
なんだろう,なんだかしっくり来ないのだ。
派手目なライトや音楽,葬儀場以外のセットもたまに登場してカラーもあるのですが,なんとなく物足りないように思いました。
(そこが急に派手なのもちとなあ・・・。)
(あっ,ゴチャゴチャあればイイってわけでもないですが。何にもない舞台も好きですよ。)

それから・・・。
息子役の佐藤さんとお母さん役の加藤さんは,声の質や声の出し方が似てて,2人のシーンが続くと観てて(聞いてて)ちょっと疲れます。
まあわりと叫ぶことが多いセリフの内容のせいもあるんだけど・・・。
セリフの言い方が同じトーンじゃなくて,うーん・・・なんだろう最初の吐きだし,一言目が強い。

舞台作品を映像で観るのって,結構しんどい。
舞台の発声でやってるものをずーっと聞いているのが,かなあ。
で,こういう声の出し方をたくさん聞いていると,さらにちょっと・・・なのですなあ。

2人とも声はキライじゃないし,ふつーにしゃべってる声はまた違うのでイイんですが。
こう感情がぶわーっと出るようなシーンでの声は,なんだかなあってとこです。

ちなみに他の作品での佐藤さんは,そんな風にはあんまり思わないのですよ。