KKPの最初の作品『good day house』。

舞台は4階建ての新築ビル。
カフェ,学習塾,画廊・・・それぞれの階に入るひとたち。
ちょっと変わったひとたち。

今日,彼らはそれぞれの仕事のために改装をするよう。
そして改装の見積もりに内装屋さんがやってくるのだけど・・・。

ぐっでいはうす!
無茶苦茶な改装を考えるひとと,冷静に対応しようとする内装屋さん。
じゃあ内装屋さんがまともなのだな,と思うと実はそうでもなく。
中途半端なときに訪問してしまったために,大変な誤解をしてしまう内装屋さん。
さらには・・・。

1階毎に話が進む。
テナントのひとたちもおかしいけど,内装屋さんもちょっと首を突っ込みすぎ。
なかなかスムーズに進まない。
それぞれの階で,違ったおもしろさのやり取りが見られます。

ただ,ちょっと間延びしているところがあるからか,ダラダラと話が続くようで,いまいちどこにおもしろさを求めてよいのかよくわからず。
特に最初の1階は難しくて(話の内容ではなく。),観るのを挫折もしました。
そして,階が進むに連れておもしろいところは増えるのですが・・・。
会話やセリフひとつひとつは結構笑えるモノなのですが,それぞれがうまく絡んでないかなーと。
それから,「つめたいおれ」とか,びみょー過ぎるギャグもどうかと・・・。

ひとりひとりを観るとなかなか個性的。
それを観ようとすると,結構おもしろい。
それに,内装屋さんの片桐さんは良いテンポでいっているのだなあ。

だけどちょっとまとまりがないかな。

ラーメンズのコントをいくつか観たことがありますが,ところどころにその「ああなるほどー」とか「うまいのなー」と驚くようなおもしろさがありました。
そう繋がるのね!っていうのとか,言葉に関するものとか。

それも含めて全体的にバラバラないろんなことを生かせると良いのになあ。