ナイトショーで『アイ・アム・レジェンド』を観に行ってまいりました。

彼は何でひとりでずっといたんだろうなあ。
あの薬は,どうやって使っていくんだ?
あのフレッドのシーンは,結局誰の仕業?
レコード店のマネキンたちは・・・そうか・・・。

哀しい。

エンドロールを見ながら,いろんなコトを考えてしまった。
そして今これを書きながらも,まだいろいろ考えている。
そんな作品でした。

人の姿が見えない荒廃したNYの街に立つひとりの男。
何があったのか。
そして彼は何をしているのか。

考えてしまうのだけど,ただただひたすらビクビクする映画でもありました。
ビックリさせられるのは苦手なのです。

人がいない,荒廃しているから,シーンとした街。
そこを歩けば,見ている方も何もなくてもただビクビクなのです。
泣きそうな男の姿を見れば,ますます恐くなるんです。
バイオハザードなんかにも似ている映画とも言えますな。
でも,向かってくる敵から逃げ隠れ戦うというんではなく,うーん,そういう事態から一歩先に進んだ話ですかなあ。(そういう時期もあったかもしれないけど。)

それから,「誰かが悪い」というのでもなくて。
いや,悪いんだけど,もちろん諸悪の根源はあるんだけど。
でもそれを責めようとしているワケじゃなくて。
それがたぶん,ボブ・マーリーの話なんではないか,と。

だから,博士もずっと研究している。
そして,博士方式で使って行くってことなんだろうなあ。
あれも人間なのだ。
だから「死んだ人?」という言い方をしているのだろうなあ。

彼がNYに居続けるのは,そこから動かないんじゃなくて,動くことができなかったんだろうなあ。
皆,そばから失っていった。
グラウンド・ゼロのNYで治療薬を作り,そこから全てを取り戻したかった。

それでも,ひとりぼっちの3年。
誰も答えてくれない,話し掛けてくれない年月は辛すぎる。
テレビをつけ,音楽を聴き。
レコード店に通うのは,ともだちに会うため。

浴槽に横たわる姿,マネキンとの会話,「シュレック」のセリフ,サム・・・哀しいシーンがたくさんでした。
重い・・・。

過去の回想もあるけれど,スクリーンはほとんどウィル・スミスだけで,時が進みます。
ひとり芝居。
それでも飽きずにいられるのは,ウィル・スミスの力なのか,本なのか,映像なのか。

ところで,『アイ・アム・レジェンド』というタイトルがイイとは思えない。
なんだかどういう意味なのか気になってしまうし,結局納得行かないし。