ヨーロッパ企画の『サマータイムマシン・ブルース 2005』。

クーラーのリモコンが壊れてしまい,クソ暑い大学の部室。
ふと気づくとそこにはタイムマシン!
とりあえず,壊れる前のリモコンを取りに,「昨日」へ行くことに・・・。
特に深く考えてない学生たち。
とりあえず,リモコンがあればクーラーついて涼しくなる!っていうことだけを考えている。

だけどふと気づく。
過去を変えたら,現在も未来も変わっちゃうんじゃないか,と。

慌てて過去と現在を行き来して,事態を収めようとする。
だがすでに,何人もいる学生たちそれぞれが勝手に動いていて収まりが付くのか?

たくさんキャストがいて,わいわい話をして動いていて,ノリと勢いで進んでいく話に,ちょっとついていくのに時間がかかりました。

でも,これ感心した。
ごちゃごちゃ,バタバタしてるけど,すごくストーリーが繋がっている。
おぉーっと。
あの会話の意味はこのシーンだったのだな,あれがこうなったからこうなんだな・・・。

昨日と今日。
何も知らない昨日の自分たちと,それから隠れて行動する今日の自分たち。
ちょっとずつ昨日に影響してしまう今日の自分たち。
昨日のアレは,なるほどー,そういうことだったのか。

たったひとつのリモコンを巡る昨日と今日だけの時間の中での展開が,地味にドラマを生み,笑いを生んで。
おもしろかったです。

ラストまで,楽しめました。
ちょっとだけわかっちゃう未来。
でもちょっとだけ。

リモコンの行方と,さらにいろんなことが繋がっていくおもしろいストーリーです。

猫背のみなさんが半笑いで続けるお芝居にちょっと戸惑いましたが,こういう感じだから成立するお芝居なのですな。
昨日に行こう!とか,尾行しようぜ!とか!,河童だ!とか,1日過ぎちゃった!とか。
それから,「いやいやいやいや・・・」と突っ込むような会話ばかり。

なーんにも考えずに見ていられる,ゆるゆる作品でした。