で,昨日はナゾの映画『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』を観に行ってまいりました。

予告のインパクトはすごいものがあって。
はじめは,こりゃー絶対観ない!なんて思いましたが,何回か観ているとものすごく気になってくる。
しかも「じゃんご〜♪」という主題歌が耳に残り・・・。
そういうワケで観てまいりました。

日本製の西部劇というワケで,スキヤキ・ウエスタン。
しかも日本を舞台に,日本人を登場人物にしていて,日本らしさを多用して,で,全編英語の西部劇。

源氏と平家(の末裔たち)という2つのギャングが争ってて,そこにナゾの用心棒希望のガンマンが登場する。
どちらのグループも欲しがるほどの強い男。
そして・・・っていう。

何が起こるのか想像もつかなかったのですが,そうか,スキヤキ・ウエスタンか・・・。
そんなお話。
そして,これが結構おもしろく。
話の展開にもワクワクしたし,そしてそれぞれのキャラクターを観るのもおもしろかったです。
西部劇というのは,あまり見たコトがないので実際よくわからないのですが。
うーん,この作品のウエスタンは,勝手に持っているウエスタンというもののイメージを含みつつ,さらに武士っぽいものからただのギャングっぽいものまでいろいろ混ざっていたように思います。

そして,とある村が舞台なのですが,そのつくりもいろいろミックスされてて。
元は日本家屋なんだろうけど,漢字やらひらがなやら英語やらが見られ,和室があると思えば,西部劇に出てくるようなドアから酒場からいろいろ。

まさに西部劇を和風にアレンジという感じですな。
でもそれがおかしいワケではなく,あーこんな世界もありかーと思える。
なぜか英語なのも,和も洋も混ざった衣装も,刀も銃も出てくるのも,ここまでやられてしまうと気にならない。
カッコ良く見える。

不思議な世界。
映像としてもおもしろい作品でした。

そして,役者が濃い。
2つのグループを引っ張る,佐藤浩市に伊勢谷友介,それから保安官の香川照之,この3人にかなり惹かれました。
ひたすら人を盾にし,今から俺はヘンリーだとか言い出し,お馬鹿な清盛。
それから,怪しい魅力で人を惹きつけ,何をしでかすかわからないような雰囲気の義経。
いろんな意味でただのピエロかと思えば,実はそれだけじゃなかった保安官。
みんなそれぞれ怪演。

伊勢谷さんは・・・『IWGP』のキングに似てますな。雰囲気とか。
かっこよかったです。

女性2人も,強い女で嫌味なく,こいつさえいなければという存在でもなく,良かったです。
桃井さんにはもうちょっと顔まで汚れていただきたかったけど・・・。

それから,ただ普通に思わず吹き出してしまったシーンもたくさんありました。
(ホントに思わず吹いてしまって,お客が少なくてホッとしました。)
スキヤキ・タランティーノの爆笑から始まり,刀が突き刺さっちゃった失敗,馬に振り回され引きずられまくっちゃってる彼のめちゃくちゃな様子,「盾!」のみなさま,オンナになっちゃった彼が向かってきて思わず怯える義経,あんなモノまで英語なのにたまに突然日本語・・・どれも最高でした。

単純に楽しかった。
西部劇っていうのは,ストーリーがどうのっていうモノじゃなくて,登場人物のキャラクターとか,その戦いっぷりとか,そういうのを楽しむものと勝手に思っているのですが。
そういう意味で,楽しめた作品だと思います。
騙し騙されとか複雑な凝った物語もイイけど,こういうわかりやすいのもイイもんです。

ちと,バンバン撃ちまくりのシーンでは銃の大きな発砲音に心臓バクバクしてしまいましたが,たまにはここまで過激なものも悪くないかも。
『24』を6話までバーンと観た後に観に行ったので,マヒしていたのもあるかもしれないけど。