忘れないうちにまとめて書いておこう。
というワケで,もうだいぶ前になりますが,先月30日,マイケル・ムーアの『シッコ SICKO』を観に行ってまいりました。

今回はアメリカの医療保険を取り上げた作品。
・・・・なんとも感想の書きにくい内容,作りでした。
おもしろくないワケではないんだ。
だけど,うーん,これが全て?
監督は観ている側にどの辺をわかってもらいたかったのか。
彼はどこまで突っ込んでこの作品を作ったのか。
・・・なんてコトをふと思ってしまうと,アメリカの保険はイヤ,カナダやイギリス,そしてフランス,キューバがイイと思うだけでいいのか疑問です。

そりゃ,こういった国は調子が悪くて病院に行けばフリーで治療を受けられる。
薬代も安い。
一方,アメリカが「国民皆保険」でないことくらいはもちろん知っていましたが,医療保険,そして保険会社が,こんなモノだということにはホントに驚きました。
病院に行っても治療が受けられるかどうかもわからないし,莫大なお金もかかるなんて。

で,この実情に対して,ふーん・・・以外に何を感じればいいのかしら。
この監督がアメリカが好きだということはすごくわかるんだけど。

アメリカの保険の実情,それに対比する他国の実情。
これはアメリカ以外に住む人が見て,感想を述べていいのだろうか?
これだけを見て,アメリカの保険についてわかったような顔をしていいのだろうか?

難しいぞ・・・。
中途半端な作品に思えました。
私にはマイケル・ムーアは合わないのかなあ。

印象に残っているのは,このレベルの低い保険制度をほったらかしにしている政府の話のくだり。
マイケル・ムーアが,「彼らは母親を愛している。だが,僕らの母親のことはそうでもない」というようなコトを言っております。
そりゃそうだ,そうだろう。
そうだけど,この「彼ら」が国民の代表の政治家であった場合は「そうだろう」では済まされない。
もちろん「愛して欲しい」なんてアホなコトは言わないけど,政治家は自分の愛する母親のように,国民ひとりひとり皆その母親と同じ人間であるというコトを,ちゃんとわかっている人間であるべきだ。
今の世の中,そんな政治家いない。

アメリカでもどこでも同じなのだな。