小林賢太郎プロデュース公演『Sweet7』。

舞台のDVDなんですが,久しぶりに爆笑してしまいました。
まともかと思えばそうでもないだんだん壊れていく登場人物たち,かみ合わない会話,ちょっとありえないおバカなセリフやリアクション・・・。
それから,主語のない話に大きな勘違いをするとか,ジャンケンの仕方が初めての人にはわからないとか,よくある単純に笑えるところが次々と出てくるテンション高めのコメディ舞台。
クスッと笑えるモノから吹き出しちゃうモノまで至るところに笑いのポイントがありました。

舞台は,経営難に陥ったケーキ屋さん。
3人いるパティシエは,普通のケーキしか作れない男・毛利栄(さかえにおくりがなはいらない),ケーキ以外の物なら何でも作れる男・蛇崩,ここ数年ケーキを作ったことがない男・荒井・・・。
そんなお店が,再起をかけて一週間の休業をする。

アシスタントに新人を雇ったり,新作に挑戦したり,ライバル店に偵察に行ったりとそれなりに「新装開店大作戦」に取り組んでは行くんだけど,おかしな人たちの集まりな上にさらにかき回す人たちが登場して・・・というお話。

気持ちよく笑えるコメディです。
ストーリーの肝心なところが進んでない気もするけど,それは7日間のコトだと思えばああそうだよなーと思えます。
いちおうズレたところからやってくる大きな展開もありつつ,ちゃんと話はいろいろ進んでく。
ところどころにイイお話が入っていたり(ウソもあったけど!),ショートケーキのお話とかラストシーンとかなんだかホッとするところがあったり,最初はライバル店なんかも登場するけど結局は毒気のないドタバタで,キャラクター全てが愛らしい。。
変に難しくなく,ひとりが突っ走るわけでもなく,飛ばしてるけどストーリーを壊すわけでもなく。
いろんな要素で素直に笑えます。
大ボケコンビの荒井と蛇崩のやりとりなんか笑いが止まらなかった・・・。

なんだか久しぶりに観た舞台(しかもコメディ)だからか,「あっ」とか「わーっ」と叫んだり,ダーッと走ってみたりとうるさいくらいのこのドタバタした感じが懐かしく楽しく。
それに,生の舞台ならではのちょっと失敗しちゃったり笑いをこらえる出演者の姿やカーテンコール,観客の笑い声(お笑い番組の笑い声とは違う!)に,この空間にいるのって楽しいんだよなーとしみじみしてしまいました。

2時間を越える長い舞台だけど,1日毎にオチがあって,一息つきながら観ていけて良いです。