11泣けちゃう話はまだまだ続く。
フルマラソンに挑戦する14歳の少年が主人公の『リトル・ランナー』。

原題は『Saint Ralph』という,ラルフという子の「奇跡」のお話。
勉強が苦手でちょっといじめられっこで,でも神父に告解することがものっすごくたくさんあるような子で,タバコ吸ったりして校長先生にしょっちゅう呼び出されちゃうような,いわゆる悪ガキでもあって。
笑っちゃう事件起こしたりしていろいろおバカだなあと思えるけど,ものっすごい大罪を犯しちゃうような子でもない,まあどこにでもいそうな普通の男の子。
そんな子が,お母さんのために奇跡を起こしたくてボストン・マラソンに挑戦するっていう。

ラルフはカトリックスクールに通っていて,神父さんや教会,お祈りの話が出てくる。
チャプター毎にはユダとかミカエルとかそのチャプターのお話にあった守護者が。
宗教に絡んで,"信じる"とか"奇跡"の言葉が出てくる。
ラルフは"奇跡"サンタを見てしまう。
ちょっとだけ宗教チックな雰囲気・・・天と地を,現実と夢をごちゃ混ぜにした雰囲気。

だけどラルフがマラソンに挑戦する姿は,現実で。
14歳の子が!?しかもこんな走り方で?という奇跡としか言えない驚きの現実ではあるけど,毎日毎日何ヶ月もかけてトレーニングして頑張ってるコトが示されてて。
ラルフの,必死とかガツガツした感じではない素直な純粋な想いもすごく感じる。
応援したくなる。
だから,ボストンマラソンのゴール後のシーンや,そのあとお母さんの病室へ行ったシーンに涙してしまいました。

これが神様とかそういう類の"奇跡"なのかどうかはわからないけど。
でも,「こうなったら奇跡だ」ってコトに夢や目標を持って,「まさか・・・」ってことがホントになっちゃう"奇跡"はいっぱいあるのかもしれない。
結局どっかで諦めてしまうコトの方が多くて,信じようとしたくないだけかもしれない。
子どもが主人公で,まあよくある話だなーという感じですが,やり遂げるのって悪くは無いかもなーとちょっと思える作品でした。

音楽も良かったです。