11またまた久しぶりに観たのはトム・ハンクスの『ターミナル』。(⇒前回の感想
クスッと笑えて,人の優しさに心温まり,涙してしまうおとぎ話のようなお話。

ヴィクターみたいな人柄のヒトってのは意外といるかもしれない。
こんなに長くそこにいて,こんな人柄だったら,みんなに愛されてしまうのもなんだかわかる。
でも「約束」があるからって,仲間がいて仕事があるからっていって,愛する人がいるからって,9カ月もひたすら空港ロビーなんかで待ち続けられる人はなかなかいない。
しかも祖国がなくなってしまったなんて途方にくれてしまうだろう状況で,よく・・・という感じ。

でも,トム・ハンクスのヴィクターを見ていると,やっぱりホントにいたんだろうなーと思える。
それに「約束」の中身が,ちょっとずるくて,納得させられてしまう。
ビクターの人柄とか,最初は英語がわからないとか,でっかい空港ロビーをビクター目線と上から見下ろす感じの目線で見てることとかに,おとぎ話のような不思議な気持ちにさせられて。
で,なんでココで待ち続けられるんだろうという疑問を,納得させられてしまう。
こういう人生の一幕もあるんだろうなあ,とそんな気がしてしまう作品。

旅行とか仕事か里帰りとか,空港ロビーを利用する人たちはみんなその先を見ている。
でも実はそこに立ち止まっているヒトがいる・・・とは思わない。
監督とか俳優の名前に付いていくような大作じゃなく,空港ロビーという場所での,そこへ毎日来るヒトたちしか知らないちょっとした心温まるお話と言う感じの作品でした。

あー,もしかしたら,話を全てこの空港内に収めておいたらもっと良かったかもしれない。
ラストシーンはなくても良かったかも。