ルール絶対厳守のクールな運び屋さんだけど,たまにちょっと事件に巻き込まれちゃうお話の続編『トランスポーター2』を観ました。

今回は,すでにいつもと違うお仕事をしていて。
大臣の6歳の息子の運転手さん。
で,なかなかイイ関係を築いていたところでその子が陰謀で誘拐されちゃって,で,助けなくっちゃっていう話。

この作品,前作を観たときもちょっとタメイキが出てしまったのですが,今回も同じタメイキが。
なんていうか・・・思ってたモノと違ったというか,期待していた部分がたいしたこと無かったというか。
結局,これは思いっきりアクション映画なんです。
いやちゃんとそう書いてあるし,それもわかっているつもりだったんですけど。
でも,もうちょっとそれだけじゃないコトを期待していて。
人並みはずれた男が事件に巻き込まれて,ありえないほどの力でひとり戦って勝ってしまう。
そういうアクションの部分にプラスして,このよくわからないお仕事・運び屋さんのコトとか,彼の気持ちの面とか,そういう話して聞かせるような物語の部分がもうちょっとあって欲しかった。
せっかくおもしろい人材を主人公にしてみたのに,そこ深くしないで,結局アクション部分に力注ぎ込んじゃってるだけな気がするのです。

そのアクションは派手でイイと思う。
とんでもないとこ車走らせちゃったり,飛行機シーンのところなんか,なかなかこんなの観たことないというぶっ飛びぐあい。
それから,もう完全にお遊びのオネーサンが出てきたり,使い捨ての隙間埋めでつじつま合わせのキャラクターもチラッと強い印象を残してる。
テレビの前で万人が好んで観て楽しめそうな勢いはある。
いやー,この人カッコイイねーってそういう感想も言えちゃうと思う。

それに実は最初の数十分はイイ感じなのだ。
オープニングの一撃はワクワクするし,男の子やその母親なんかとのやり取りも,運び屋さんのある一面を垣間見れてる感じでクスッと笑える。
このギャップのある男をもっと観ていたいという気持ちにさせてくれる。

だけど,それだけ。
それ以上がない。
もうこのあとはひたすら突っ走ってる。
そりゃ,ぐだぐだと物語の部分に力入れすぎちゃっても困るけど,いろんなアクション・シーンを入れたいがために無理矢理突き進んでいっているだけのような気がしてしまうのは・・・。

アクション映画としては決してつまらなくはないんだけど。
飽きずに観れるんだけど。
でもやっぱりもうちょっと濃いものにして欲しいと思うのは贅沢なんだろうか。