最近あんまり観ても感想を書いていないので,今回も書こうかどうか迷いましたが,書いてみます・・・。

伝記映画(?),『マザー・テレサ』を観ました。

これ,もともとイタリアのテレビで放送された180分のテレビ映画だったそうで。
それを120分弱に縮めて公開された映画。
そういうワケもあって,"早足で観るマザー・テレサの活動"といった印象の作品でした。
たとえば,初めてマザー・テレサという人について知るときに見せたら,基本的なところだけは伝えられるんじゃないかと思うような。

でも,細かい背景とか,いろんな出来事とか,それから彼女を取り巻く人々や彼女自身の信仰や想いなどそういうところまでは,やっぱり2時間には収められない。
ひとりの人の長い人生だもの。
ひとつひとつの出来事や,彼女の想いや苦悩など,もうちょっと絞ってスポットを当てて作ってあったら良かったかな,と思います。
全体をサラーッと流しすぎている気がしました。

とは言え,ちゃんと感動して泣いてしまいました。
マザー・テレサはもちろん,その彼女を演じたオリビア・ハッセーにも泣かされました。
(マザーを演じた彼女の表情は素晴らしく,強く訴えるモノがあると思います。)
冒頭のシーン,外での争いで負傷して助けを求める人を学校の中に入れて助けたけど,それを咎められて。
それでも「私はいつでも瀕死の人を救います」と言ったときの,目や表情に泣かされました。
助けを求めている人を助けたいという,純粋な想いをそのままぶつける姿に。
私,現実ではいろいろ思うし言うけど,わりとこういう映画は何にも考えずに観てしまうので,彼女の純粋な想いが伝わらない状況に涙しました。

そういうコトって,そういう気持ちってわかる。
誰もがそういう気持ちは心の奥底に持っているコト。
だからそういう彼女の想いが伝わらないのは悔しい。
だから,泣いた。

でも現実には,そう思ったとおりに動いたりなんてなかなかできなくて。
そういう風にはいかないモノなんだよ・・・と思い込んでいる部分が大きくて。
それが普通だとも思ってる。

でも,ホントは悔しいと思えるように,そうではいけないというコトもわかっています。
だからちょっと,そういうところを頑固に貫き通そうとする人には嫉妬すらしてしまいます。
自分がある程度諦めて,割り切って生きていると思うから。
イイ意味で頑固な人ってうらやましい。

"信仰"や"祈り"に関してはよくわからないコトなので触れられません。
でも,全ては神の・・・と言って,どんなコトも信じ,受け入れ,待てる姿はうらやましいとちょっと思いました。

そう言えば,会議で出てきた水が3ドルと聞いて,「3ドルあれば子どもひとりが1年学校に通える」と言っているシーンがありました。
自分の生活が,「最低限」のところからどれくらい幸せを積み重ねているのか計り知れないです。