旅行のためにしばらく節約していたのですが,そろそろ解禁。
『県庁の星』を観に行ってきました。

なかなか,おもしろかったです。
ちょっとストーリーとかキャラとか全体的に薄いかなー(わりと出演者は濃かったけど,役柄的には薄かった気がするのです。)という感じがして,ものすごく印象に残るような作品じゃないけれど,でも。
観ていて退屈はしない。
クスッと笑えたり,涙がこぼれそうになったり,うーんと考えさせられる言葉があったり。

ある程度展開は読めてしまうし,ベタな部分もあったけど。
でも,何でもかんでも変に話の展開が大きくなったり劇的になったりしてるワケじゃなくて。
観終わった後,そうねー・・・と,これもまあ悪くなかったよねー・・・と,そんなコトを言える感じ。
こんなのもあり,だなと。

無理矢理な感じじゃなくて,納得できるような展開とラストにホッとした気がします。
自分がいる場所って,その中にいるとなかなか動きたくてもできなかったりするもので。
そこを外側からちょっとつついてもらうと,それだけで動けるようになったりして。
自分自身を,内側を振り返ってみるコトって時々必要なコトなんですなー・・・。
けんちょーさんを始めみんなが求められた変化って,同じようにいろんなコトに通じるのかな。

けんちょーさんのラストの言葉(と笑顔)。
あれって,何かに行き詰まっているヒトに対して下手な励ましの言葉をいろいろ並べるよりも,イイんじゃないのかな。
救われる気がします。

コレ,観るときの自分自身の状態で,すごく感想は変わってくるんじゃないんだろうか。

主役さんたちが年齢差を感じさせない2人ってのは,おもしろい選択でした。
けんちょーさんの設定はわりと若かったんだろうか・・・。